インタビュー

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阿久津友紀さんに会う

0|0 しとしと雨の札幌に帰ってきて、いったん家に寄ってネクタイを付ける。インタビューも大詰めだ。あと2人。最後のピースのひとりに会いに行く。 本日、お話をうかがう場所はテレビ局である。最初、ここでやりましょうと言われたとき、ちょっと興奮し...
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門馬久美子先生に会う

0|0 これはね、早く本にしたいね。マジで。すごいもの。「がんユニバーシティ」言うてる場合じゃないよ。門馬先生の言葉を体験した私の感動を一刻も早くみんなに読ませたい。うわぁ。いい本になるわあ。そんなことをずーーーーーーっと考えていた。風の強...
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秋山正子さんに会う

0|0 羽田からリムジンバスで豊洲に直行。豊洲駅のまわりでなにか食べようかと思ったが街は猛烈に熱せられたジュラルミンのようであった。とりあえず昼飯は後回しにしてゆりかもめに歩く。目的地は「市場前」。 市場前の二階改札を出て、そのまま直進して...
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平野聡先生に会う

0|0 北海道大学には季節外れの「雪虫」が飛んでいた。雪虫とはアブラムシの一種らしい。羽が白く、一見して雪が舞っているように見えるから雪虫。ただ実際に目にすると、その飛び方はあまり雪っぽくはなくて、まあ、羽虫なのだ。 毎年、秋の深まったころ...
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岩本進さんに会う

0|0 15人までは決めていた。 「がん」をいろいろな角度から見ている人たち。 これまですでに、日米それぞれの基礎研究者、大学病院の病理医、腫瘍内科医、放射線科医、精神科医、緩和ケア医などからお話しをうかがうことができた。これらの人たちのみ...
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設楽紘平先生に会う

0|0 羽田空港から柏駅行のリムジンに乗ればいい。冷たい雨の降りしきる春の首都高で、私はルル・ミラーの自己主張のやたらと強い著作を読みながら、微弱な緊張と戦っていた。柏のインターチェンジでバスが減速するころには、スタンフォード大学初代学長の...
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若尾文彦先生に会う

0|0 築地市場はもうない。しかし、まわりは観光客であふれていた。場外の飲食店は相変わらず流行っているようだ。 「この出張」のたびに顔を合わせるようになったカメラマンと、このあたりで飯を食ったことが「ない」という話で盛り上がる。このへん、し...
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大須賀覚先生に会う

0|0 がんを研究する人の大半は、じつは、直接自分でがんを治すことは考えていない。自分の研究テーマが、めぐりめぐって、誰かに応用されることで、最終的にがんを治せたらいいなあ、くらいは考えているだろうけれど。 そもそも、がん研究ってそんなに単...
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尾阪咲弥花先生に会う

0|0 早朝の高速道路を制限速度より10キロ遅いくらいでゆっくり走る。手袋の中がいつまでも冷たい。太陽の位置が低くて顔の下半分がとろ火で焼かれているのに車内の温度はなかなか上がらない。新千歳空港の駐車場に車を停め、ロビーに入るまでのわずかな...
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清水研先生に会う

0|0 指定された場所は川沿いのビルだった。ベビーカー連れの親子が日差しの中を歩いている。アポイントメントより少し前に近隣の中華料理屋に入って、小籠包ランチを食べ、食後にお手洗いで歯を磨いていると、幼稚園くらいの男の子ふたりが若い父親といっ...