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ある種のバグ(伯方の塩のメロディで)

3|2 「誤字・脱字」というのはくせもので、カルテや診断書の記載にまちがいが多いと本当にその医者のあらゆることが信用できなくなる。ただし、「誤字・脱字がそこそこある and 文語調ではなく口語調、というかまるでカルテ相手に話して聞かせている...
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音読って上手な人はほんとうに上手なんですよ

8|4 読みたい教科書があるのだが小仕事が多くてなかなか読めないし、いざ読み始めると寝てしまう。昔はそういうことはなかったのだがさすがに体力が落ちているようだ。しょうがないので音読をする。音読をすると寝なくて済む。音読はいい。しかし音読には...
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こういう仕事がけっこうマジで多い

4|12 検査センターから新しい検査が出たヨーという連絡がくる。かねてより私たちが外注したかった検査なのでほっと一安心。しかし、よくみると、保険点数が付与されていない。保険点数がついていないということは、現時点で、保険診療の範囲では、患者か...
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かっこよさを求める

12|5 まずは検体の深部にある異常に目が行く。そこをどういう言葉で表現したら臨床医に伝わるかなと考える。頭の中でだいたいのストーリーを作ってここはこれで行けそうだなと思いながら少し検体の浅い部分を見る。解釈できそうな所見がたくさんあるので...
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サザエさんにもそういう報告の回があった

6|11 あんまり診断してないんだけど、めちゃくちゃ診断してる。あんまり(自分でいちから顕微鏡を見て考えて報告書を書くタイプの)診断してないんだけど、めちゃくちゃ(他人のかかわった)診断(にコミット)してる。責任の総量としてはむしろ増えた。...
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後任の主任部長がやってきた

2|5 知ってたけどめっちゃ優秀。業績もすばらしい。診断も丁寧でマッピングも美しい。そしてなにより病理について語るときの言葉が秀逸。すげぇ人がやってきた。これでここをいつでも惜しまれずに去れるがまだしばらくいます。
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ノマドってさあ

28|19 新しいデスクでばりばり診断しているのだが問題は診断以外の仕事である。仮住まいのため、PCを置くスペースが狭く、デュアルモニタも使えないから作業効率ががくんと落ちた。フリーアドレスとかノマドワークとかいうけど、それって結局、デュア...
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顕微鏡が変わった

15|12 使い慣れたデスクを離れて別の場所で診断をする。なれない。顕微鏡の色温度の微妙な違い。周囲の部屋の明るさと視野内との差がこれまでと違うこと。ステージを動かすハンドルの摩擦。バーコードリーダーの配置。キーボードの粘性。うう。診断に時...
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弘法にも筆のごめんなさい

2|4 あんまり働いていない。かわりにほかの人に働いてもらっている。引っ越し準備中。ちょっと申し訳ないけど、まあそうやって、私がいなくても持続するような職場をつくっていくことも大事だからさ。うう。それは自分で言うことではない。すみません。 ...
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AI時代のゆううつ

6|12 ちょっと前の話。いわゆる「短報」と呼ばれる、論文の子どもみたいなものを投稿した。 普通の論文は、図(Figure)を数枚、文章は英語で数千語、参考文献はもりもりたくさん、フルボリュームで求められる。一方で短報というのは、Figur...