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AI時代のゆううつ

6|12 ちょっと前の話。いわゆる「短報」と呼ばれる、論文の子どもみたいなものを投稿した。 普通の論文は、図(Figure)を数枚、文章は英語で数千語、参考文献はもりもりたくさん、フルボリュームで求められる。一方で短報というのは、Figur...
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慎まねばならぬ

12|15 大学の講座で朝にやってる学生向けの勉強会に呼ばれて、5分だけ食道癌の話をしたら、終わったあとに気遣いを忘れない教授が「学生は目を見開いていましたよ!」とメールをくれたのだが、なんでこいつこんなにわかんないことを楽しそうにしゃべる...
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武器ときめきと基部

20|21 医療人がもつべき武器とは、戦略とは、戦術とは、みたいなことを延々としゃべっていて、どうしても戦い・争いになぞらえてしまうなあとスンとなった。戦争なんてものは複雑系そのものなので、見立ての対象として非常にすぐれており、例えをはじめ...
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人のふりみて

15|6 自分が早口で猛烈な量しゃべるタイプなので、似たようなしゃべりかたをする人を見るとチェックが厳しくなる。そんなに情報量叩き込んでも聞くほうはわかんねぇじゃねぇか。抑揚が付きすぎて自分に酔い過ぎだろう。偉そうにしゃべってるけどお前が一...
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ときめき

10|22 本棚1棹ぶんのファイルを処分。大学院時代の研究ファイルなのだが、いまの病院にやってきて18年間、一度も開かなかった。懐古以外の実用性がない。捨てよ捨てよ。段ボールいっぱいいる。
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玉稿

18|12 清水先生から追加の原稿をいただく。「がんユニ」では、がんに携わる多くの医療人にお話をおうかがいする「インタビューパート」と共に、それぞれのインタビュイーが取材の際に語り尽くせなかったことを後日原稿にしていただく「コラム/エッセイ...
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機嫌よくあれ

22|28 いそがしすぎてカリカリしてしまう。いけない。機嫌よくあれ。私の多忙は仕事相手には関係のないことである。
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知ったかぶりの医師

8|15 知らないことを知らないと言えないタイプの研修医や専攻医。いる。幸い、今私が勤めている病院には、そういうのはいないのだけれど、聞く限りでは、たまにいるらしい。仕事でそれをやられると、そこそこ危ないので、指導医はよく注意をしておかない...
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手作業が早い

11|17 ここ数年分の、とある検査の結果を一覧にして、その中から珍しいやつだけをピックアップしたい、という依頼を受けた。とりあえずシステムを使ってリストを作成してみると、母数が160件程度。これくらいなら、ひとつずつポチポチクリックして検...
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出張ばかり

4|0 出張だ! ちょっと疲れた。毎週土日に出張しているから休みがない。移動中に本を読むのが楽しみだけれど、最近は本を開いても早々に寝てしまう。移動、仕事、移動、睡眠。カラバリのない人生だ。この結果として仕事相手の彩りが豊かになれば、せめて...