ヘリコプターの音をシンセで作るような人

18|15

作曲家の深澤秀行という人がいて、モンハンの音楽とかを作っている、その方がいまから15年くらい前にポッドキャストでしゃべっていた話に、シンセサイザーの新しいパターンが１つ増えると、そこから作りたい曲のイメージが一気に広がる、本当に音ひとつ増えただけで80曲くらい新たに思い浮かぶ、みたいなことを言っていて、ははあすごいなと思った。

なんでもかんでも自分のほうに引き寄せて話をしなくてもいいのだけれど、たとえば、新しい免疫染色の抗体をひとつ手に入れたとして、そこで私ははたして、80種類以上の新しい病理診断レポートを書けるだろうか？　と考え込んでしまった。インスピレーションのひろがりを自由にするような勉強をしていかないといけない。甲斐がない。