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おそうじのタイミング

12|10 診断用のキーボードを清掃。定期的にやっている。デスク周りのホコリも取る。モニタの上とか顕微鏡の裏とかも拭く。正月前でも年度末でもないのに職場の掃除をするというのは私のひそかな決め事だ。みんながやって当然と思うタイミングだけでなく...
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アイディアがあふれるタイプ

4|18 「アイディアがあふれてとまらないの!」みたいなことを言う人がいて、その状態は私にもけっこう経験があるんだけど、決して「いい状態」なわけではなくて、「アイディアは豊富に出てくるんだけど、オペレーションがポンコツなので実現に持っていけ...
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ぜんぜんわかんない

19|12 病理診断がわからない。「皆目わからない」というのはわりとめずらしいのだが今回はほんとうに手がかりがない。理由はいくつかある。ひとつには「がんではないから」だ。 逆にいうと、「がん」であれば、病理診断が全くわからないということはま...
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はみでる。

22|24 若い人と一緒に顕微鏡を見る。そういう専用の顕微鏡がある。鏡筒の部分が分岐していて、視野をシェアできる。最近は、デジタルパソロジーと言って、プレパラートをデジタル化してオンラインでみんなで見る形式もあり、それだと画面上で文字とかも...
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がんは特別な病気である。

10|18 もうちょっとここを開きたいんだけどなかなか開けないなーというフタがあって、たとえば、「人はなぜ『がん』という病気に特別なものを感じがちなのか」というものである。いや別に特別なものなんて感じてないよ、という人もいるだろう。本当は、...
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サイサンド返し

14|5 たくさん診断したなと思ったが依頼書の枚数を数えてみるとそんなに多くはない。もちろん、これら一枚一枚の向こう側には無二の患者がいるわけで、多いからすごくて少ないから大した事ないなんてことはなくて、たったひときれのプレパラートが患者の...
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ハヤリヒット

11|32 「ホー谷オームラーン!」と聞こえて笑ってしまった。逆逆。言い間違いを笑っていられる日常がいい。 仕事では十重二十重に書き間違いをチェックする。丁寧に、何度も見返した病理診断書。2郡リンパ節の記載をうっかり3群リンパ節のところに書...
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そこまでではない

6|4 ウギャー書き溜めておいた記事を上書きしちゃった! やっちまった! ウェブ上でこれをやっちゃうとバックアップもないからリカバリーのしようがない! もったいない! うわああっ! まあいいか。ブログだもんな。患者が関わるような仕事じゃなく...
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たぶんだけど

12|19 病理診断というのは、勘とセンスと経験をきちんと積み重ねれば、わりと誰にでもできる仕事だ。そのへんを歩いている医療の知識がまったくない中学生を捕まえても、たぶんだけど、いちから仕込めば5年くらいでそこそこいい病理診断ができると思う...
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視力がいいから折り返すだけでゴールが見えてくる

28|30 気づいたらだいぶインタビューが溜まってきた。そして、ここから、化学療法内科医、がんを切る外科医、がんを見る内科医へと、立て続けにインタビューする予定である。いつも正念場だけど、ここからはなんというか、わかりやすく正念場だ。関係な...