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病院の忘年会とか夏のビールパーティーとかそういったイベント、ここ数年は一切参加できていなかったのだが今年は参加する。古参の主任部長や看護部長たちに挨拶するいい機会だ。やめたくてやめるわけではない病院のスタッフに挨拶するというのはなかなか胸に来るものがある。まあこれからもコミットし続けるので今生の別れというわけではない、基本的にはこれからも毎週のように症例を通じてなんらかのかかわりを持つことにはなるのだから湿っぽくなる必要は一切ない。
それでも来るものがある。人間とはいろいろ錯覚をする生き物である。