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ものっすごっく難しい1例をずっと見てる。とっかかりはあるのだが……うーん、たとえるならば、登山道はあるのだが、登山道が多すぎて、しかもどの登山道も1号目の途中くらいですぐ獣道になってしまう感じで、登山道どうしが途中で癒合したり、さらに分岐したりもしていて、おまけに山がでかすぎて裾野をぐるっとめぐるだけで2週間くらいかかってしまうような、つまりは「とっかかりはあるけれど、そこにとっかかって果たして山頂まできちんと行けるのかわからない」みたいな猛烈な恐怖がある。対策としてスーパーキノコを食べて巨大化して道とか関係なく大股で登る、みたいなことをちょっとしている。このたとえ、わかんないでしょう? でも病理診断にはそういうことがある。