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研修医や専攻医たちからくるメールの書式が人によってかなり異なる。昔はメールといったら多くの人が似たような体裁で送ってきたものだったが、近年、自由度が増している。末尾に自分の名前を付けない人がかなり増えた。句読点を全く用いない人もけっこういる。LINEとかInstagramのDMを見ているようだ。メールをPCではなくスマホで返信しているというUI的な誘引もあるのかもしれない。
署名がないとか文章が「。」で終わっていないとか、それでなにか私が困るわけではない。むしろそういった形式の必要性みたいなものを疑う機会にもなる。時代がそのように変わっていく中で、相変わらず、市原 拝 とか 市原 拝復 といった書き方でメールを締めている自分が相手からどのように見られているのだろう、その見られ方は、仕事をしていくうえで何かに影響するだろうか、ということをよく考える。